こんにちは、いじわるこです。
春休みに娘と訪れた横浜で、とても楽しみにしていたものがあります。
それは、元町にある「ドン」のクレープ。
娘が2歳の頃からちょくちょく通ってました。
最近ではこういうモリモリのクレープが主流のようですが↓
私はこういうモリッとしたクレープよりは、三角に折った平べったいクレープが好みです。
ドンは私が好きな、シンプルなクレープが食べられる貴重なお店です。
ドンの店舗は横浜元町商店街の入り口、ブルックスブラザーズの斜め向かい前にあります。
小さな可愛らしいスタンドで、上品なご主人がおひとりで切り盛りされています。
お値段はひとつ220円から。300円台、400円台のものが中心です。
私は「バターシュガー」と迷いましたが、「アップル&シナモン&カスタード」をチョイス。
娘は「ハム&チーズ」の後「アップル&カスタード」を食べてました。
焼きあがりまでの様子を眺めるのも楽しみの一つ。
ドンのクレープのおいしさは、皮にあります。生地に少しだけコアントローを入れているそうです。
食べ始めは餃子の羽根ならぬクレープの羽根でサクサク。
途中からはモチッとした食感になり、最初から最後まで楽しく美味しくいただけます。
いっとき自宅でクレープづくりに挑戦したことがありますが、この羽根、このモチモチ感はやはりこのお店でないと味わえません。
ほれぼれするのが、クレープを作るご主人の所作の美しさ。
シナモンを振りかけるひと手間、バターを塗りつけるひと手間に、クレープへの愛情を感じます。
本当に上品なご主人で、このことを横浜に住む友人に話したところ、「私も前から思ってた!」と、ひとしきりドンの話題で盛り上がりました。
後に知ったことですが、店頭にはリキュールがいくつか置いてあり、リクエストがあれば具にプラスしてくれるそうです。
「特にコアントローは、アップルシナモンにも、ラムレーズンにも、どれに垂らしても美味しいですよ」
とのこと。
お店のご主人に、2年前まで横浜に住んでいて、今は地方在住だけれども時々このお店のことを思い出す、という話をしたところ
「また来年もお会いしましょうね。お待ちしてますね。」
と、にっこり。
この暖かさが横浜の街そのもの。
「3日住めばハマっ子よ」てな感じでみんなやさしくて、本当に大好きな街でした。
また来年、必ず来ます。
クレープドン
神奈川県横浜市中区元町1-13