ボストンで一番雰囲気が良いと思ったのがビーコンヒル(Beacon Hill)というエリアです。
赤レンガの美しい物が立ち並び、どの風景を切り取っても絵になります。
おなじみのスタバも、なんだかいい感じ。
実際に散策してみて、特に印象に残ったスポットをご紹介します。
Contents
- エーコン通り(Acorn st.)|インスタスポットとしても有名
- チャールズストリート|お洒落なショップやレストランが集う
- 南北戦争時代の活動家たちの軌跡をたどる
- ロバート・グールド・ショーとマサチューセッツ州五十四連隊の記念碑(Robert Gould Shaw/54th Massachusetts Regiment Memorial)
- ジョージ・ミドルトンハウス(George Middleton House)
- ジョン・J・スミスハウス(John J. Smith House)
- ルイス&ハリエット・ヘイデン・ハウス(Lewis & Harriet Hayden House)
- ジョン・コバーン ハウス(John Coburn House)
- アフリカ集会所(African Meeting House)
- アビエル・スミス校(Abiel Smith School)
- 参考にしたマップ
エーコン通り(Acorn st.)|インスタスポットとしても有名
最初にご紹介するのはインスタ映えするストリートとして有名なエーコン通りです。
ボストンの絵ハガキやパンフレットに使われているそうです。
19世紀には職人や貿易商といった人たちが好んでこのあたりに住んでいたそうです。
今でも高級住宅地として使われてます。こんなところに住んでるなんて、うらやましい~。
すごく有名な通りでなのですが、あくまでも私道なので通り抜けは禁止です。
なので、反対側からの風景を撮る時も、別の道を迂回しました。
興味深かったのがこの星条旗。
なんと、デザインの星条旗のデザインが昔のものなんです。
ちなみに、ストリート名の「Acorn」は「どんぐり」という意味です。
名前まで可愛らしい( *´艸`)
Acorn St.
チャールズストリート|お洒落なショップやレストランが集う
お次はビーコンヒルのメイン通り、チャールズストリート。
落ち着いた通りに、センスの良いレストランやショップ、ギャラリーが上品に立ち並んでいます。
散策したのが早朝だったので、入店叶わず無念だったのですが、気になったお店をいくつかご紹介します。
ボストン・マガジンでベストショコラティエと称された、手作りチョコレート専門店、「Beacon Hill Chocolates」。
お土産に喜ばれそうですね。
Beacon Hill Chocolates
アーティチョークとナスのユニークな看板が気になったフレンチレストラン、「The Hungry I 」。
後でYelp(海外版食べログ)でチェックしたら、なかなか美味しそうでした。
中庭席もあるようです。
The Hungry I
以前の記事でご紹介したブルックラインのお洒落カフェ「Tatte」。このエリアにも支店がありました。
関連記事:【ボストン】ブルックラインのカフェ お洒落な朝ごはん 【Brookline】
チャールズストリートのランドマーク、チャールズストリートミーティングハウス(Charles Street Meeting House)の中にあります。
19世紀初頭に建てられた歴史のある教会です。
Tatteのテラス席はこんな感じ。営業時間が早いので朝の散歩がてら朝食をいただけちゃいます。
Tatte Bakery and Cafe
南北戦争時代の活動家たちの軌跡をたどる
ビーコンヒルは、南北戦争時代に奴隷解放論を唱えた活動家たちの拠点でもありました。
1時間もあれば、当時の活動家たちゆかりの地を観て回ることが出来ます。
ロバート・グールド・ショーとマサチューセッツ州五十四連隊の記念碑(Robert Gould Shaw/54th Massachusetts Regiment Memorial)
ロバート・グールド・ショーは南北戦争で全黒人連隊の大佐を務めた人物。
ボストンで著名な奴隷解放論を唱える一家の出で、戦争中も黒人兵士と白人兵士の給料の不平等の改善に尽力したそうです。
ジョージ・ミドルトンハウス(George Middleton House)
ジョージ・ミドルトンはアメリカ独立戦争の退役軍人であり、公民権運動にも活動家として深く関わりがあった人物です。
ジョン・J・スミスハウス(John J. Smith House)
この家の主だったジョン・J・スミスもやはりアメリカの奴隷制度廃止論者で、ボストン・コモン・カウンシルの最初のメンバーでもありました。
ルイス&ハリエット・ヘイデン・ハウス(Lewis & Harriet Hayden House)
ルイス&ハリエット・ヘイデンは、ケンタッキー州の奴隷制度から逃れてきたアフリカ系アメリカ人でした。
彼らも奴隷制度廃止運動家でした。
ジョン・コバーン ハウス(John Coburn House)
ジョン・コバーンはアフリカ系アメリカ人の奴隷制度廃止運動家、公民権活動家でした。
仕立て屋さんの経営者だった彼は、19世紀で最も裕福なアフリカ系アメリカ人の一人で、この邸宅も当時非常に不動産価値の高いものだったそうです。
アフリカ集会所(African Meeting House)
米国で最も古い黒人教会の建物です。
袋小路の静かな場所にありました。
アビエル・スミス校(Abiel Smith School)
アフリカ系アメリカ人の子供たちのために1835年に設立された学校です。
学校名にもなっている白人の慈善家・アビエル・スミスの遺言に基づき、彼の遺産で建てられました。
参考にしたマップ
活動家たちのゆかりの地巡りは「フリーダムトレイル」のオフィシャルサイトに掲載されていたマップを参考に観光しました。
下記の青いルートが散策ルートになります(ちなみに赤のルートがフリーダムトレイルのルート)。
私には子供がいますが、大学は北米、できればアメリカに留学してほしいと考えています。
アメリカの歴史についても是非興味をもってもらいたいと思うので、この機会に親子で勉強してみようと思います。
ボストン滞在記、つづく(*‘∀‘)