どうも!いじわるこです。
前回の記事【ミラノ】おすすめイタリア土産 買って良かったもの&後悔したもの【雑貨・食品編】にて、買ってよかったものの1つにチーズを挙げました。
私は「ヨーロッパのチーズ専門店でチーズを物色する」という行為にずっと憧れがあり、今回のミラノ滞在でその夢が叶いました。
チーズそのものよりも、チーズ専門店でチーズを選んだという体験に対して「買ってよかった」と感じているのかもしれません。
ややこしいことは抜きにして(雑)、今日は言葉が通じない中で専門店でチーズを選んだ話を記事にしたいと思います。
Contents
訪れたお店はこちら
今回訪れたのは、Rossi&Grassiという高級食材店。
このブログでも何度かおすすめしている、雰囲気の良いエリア、サン・マルコ地区に位置します。
Rossi & Grassi (Solferino店)
住所:Via Solferino, 12, 20121 Milano MI, イタリア
電話:+39 02 659 9556
公式サイト(イタリア語のみ):http://rossiegrassi.it/
チーズ類はもちろんの事、美味しそうなお惣菜や・・
上質そうな調味料や保存食などが置いてありました。
パルミジャーノは好みの熟成期間で選べる
お店に入ると、美しいチーズがズラリ。
お店で英語は全く通用しないようですが、かまわず店のおじさんに「ルミジャーノをください」と切り出してみました。
すると、「〇□△?△□〇?」とイタリア語で質問返しが。
私が理解できないでいると、指を折りながら一生懸命説明してくれていて、どうやら「何か月モノが良い?」的なことを尋ねてくれているようです。
同時に、いくつか小さく切ったものを試食させてくれました。
これこれ、こういうのがやりたかったの(*´Д`)
少し迷って、
・Parmigiano Sagionato 30 mesi(30か月ものの熟成パルミジャーノ)
・Parmigiano da Tavola(直訳すると「テーブル用パルミジャーノ」)
の2種類を買うことにしました。
後者のテーブル用パルミジャーノは、熟成期間を問わないカジュアルな(そこまで高級じゃない)パルミジャーノ」という意味だと私は解釈しました。
というのも、イタリアではブドウの品種や収穫都市を問わないテーブルワインを「Vino Da Tavola(VdT)」と呼ぶそうなので。
ちなみに量り売りですが、おじさんが身振り手振りで「大きいのが良い?小さいのが良い?」って聞いてくれます。
「小さいの」ってこれまた手ぶりで答えると、だいたい200g前後で切り分けてくれました。
ゴルゴンゾーラには2種類あることが判明
お次は夫の好物のゴルゴンゾーラを選びます。
ゴルゴンゾーラを頼むとき、「ドルチェにする?□△〇(これまた聞き取れなかった)にする?」と聞かれたのですが、おじさんが指さす「ドルチェ」を見ると見るからにユルユルのテクスチャー。
青で囲った上のチーズが「(ドルチェ)」、下が「ドルチェじゃない方」です。
「ドルチェ」は日本まで無事持って帰れそうになかったので、「ドルチェじゃない方」を選びました。
帰国後調べてみるとゴルゴンゾーラには
「dolce(ドルチェ、甘いの意)」と「piccante(ピカンテ、辛いの意)」
の2種類があることが判明しました。
それぞれ定められている最低熟成期間が異なり、そのため味わいも異なるとのこと。
ドルチェがマイルドな味わいで、ピカンテは力強い辛みがあるのが特徴だそうです。
うーーーん、やっぱり「ドルチェ」も買っておけばよかった。食べ比べてみたかった。
イタリアでゴルゴンゾーラを買うなら「ドルチェ」と「ピカンテ」の2種類があるという事をお忘れなく。
日本ではあまり見かけないブッラータもゲット
さて、こちらのお店、モッツァレラなどのフレッシュチーズも種類豊富にありました。
私は今回の旅で「Burrate(ブッラータ)」という生クリームを使ったチーズに出会い、その美味しさに感動しました。
思い切ってそのブッラータも日本に持ち帰ることにしました。
パルミジャーノやゴルゴンゾーラに比べると水分多めで保存状態にも気を使いますが、どうしても家族に食べさせたかったのです。
ブッラータはゴルフボールくらいの大きさで、欲しい個数を伝えるスタイル。
2つ買って帰りました。
ちなみにブッラータは鮮度が命!となります。
よりフレッシュなものを望むのであれば、空港内の免税店で購入するという手もあります。
マルペンサ国際空港では、ターミナル1のDUFRYという免税店に取り扱いがありました(2019年6月時点)。お値段も手ごろでしたよ。
楽しかった買い物終了!さてお会計は?
購入したチーズはこちら。
左下から時計回りに
・テーブル用 パルミジャーノ 242g・・・€7.74
・30か月熟成 パルミジャーノ 146g・・・€5.11
・ブッラータ 250g・・・€6.25
・ゴルゴンゾーラ ピッカンテ 202g・・・€5.66
全部で€24.76でした。
スーパーで購入すればもっとずっと安く買えるのかもしれませんが、このお店自体高級食材店なのと、なによりすごく楽しい体験だったので、大満足のお買い物となりました。
ラッピングもレトロで可愛いです。きっと昔から変わってないんだろうなあ。
保冷剤&保冷バッグは日本から持ってくるのが吉
今回は日本から保冷剤と保冷バッグのセットを持ってきていたのですが、これが大正解。
この2点セットに助けられました。
私が泊まったのは安ホテルだったので部屋に冷蔵庫がありませんでしたが、フロントの人に相談したら、保冷材をチェックアウトまでホテルのバーの冷凍庫で預かってくれました。
ホテルによっては預かってくれないところもあるかもしれませんが、私の泊まったホテルでは快く預かってくれました(預けるときと受け取る時にチップとして€1お渡しましたが)。
「Would you please keep them in the freezer? I’ll pick them up when I check out」
って言えば伝わるはずです。
保冷材を預けた時とチェックアウトの時でフロントの担当者が別の人になってしまいましたが、ちゃんと引継ぎされていて、無事凍った保冷剤を受け取ることが出来ました(*‘∀‘)
心配な人は保冷材を預けるとき、部屋番号を書いた付箋を貼っておくといいと思います。
「そこまでして・・」って思われるかもしれませんが、旅先でのこういう不便なやり取りが、私は大好きなのです。
持ち帰ったチーズを食べた感想
さて、帰国後すぐにチーズをいただいてみました。
まずは一番家族に食べさせたかったブッラータから。
ブッラータはこのように切って中身をトロリと取り出していただきます。外側も勿論チーズです。
残念ながら少し水っぽくなってしまいました。
後で調べてみると、ブッラータは食べる前にしっかり水切りをしないといけないそうです(*´Д`)
それでもミルクの風味は豊潤で、家族みんな喜んでくれました。
パルミジャーノは普段食べ比べる機会なんてないので、ちょっとしたイベント状態になって家族ですんごい盛り上がりました。
夫にに大好評だったのがゴルゴンゾーラ。
ガツンとパワフルで、はちみつをかけるとその塩気がより際立って、ものすごく美味しかったです。
せっかくなので、ドルチェの方も思い切って買ってればよかったです。食べ比べたら楽しかっただろうなあ。
チーズ専門店でのお買い物をより楽しむために
とても楽しかった専門店でのチーズ選びですが、事前準備しておけばもっと楽しめたかなとの後悔もあります。
具体的には以下の2つ。
①チーズの知識が乏しすぎた
くどいようですが「ゴルゴンゾーラは2種類ある事」とか、ほんと事前に知ってればよかったです。
知ってたらゴルゴンゾーラ・ドルチェも買ってたのに。
というわけで、Kindleで読める初心者向けチーズ読本はこちら。
②言語の壁
「ミラノは大都市だから英語で何とかなるっしょ」と思ってたのですが、このお店を含め、一部の専門店では全く英語が通じませんでした。
なので身振り手振りで済む範囲でのコミュニケーションしか取れなかったのが本当に残念。
お店の人のおすすめとか、人気商品とか、自分の好みとか、聞いてみたいこと伝えたいことはたくさんありました。
スマホでモタモタ意味を調べながらっていうのも迷惑ですし、初めて高精度の翻訳機が欲しいと思いました。
今はいろいろ翻訳機が出てますが、中でもポケトークは74言語対応で精度もかなりいいそうです。
ポケトークはレンタルもあるようなので、今度英語圏以外の国に行くときには試してみようと思います。
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ミラノ滞在記続く(*‘∀‘)