【パリ】パレ・デ・コングレ・ド・パリ(Palais des congrès de Paris)周辺 お役立ち情報

9月のパリ訪問、仕事の用件で何度か訪れたパレ・デ・コングレ・ド・パリ(Palais des congrès de Paris、以下「パレ・デ・コングレ」)。

パリ17区にある国際会議場で、お台場のビッグサイト的な施設です。

実際に行ってみてわかった周辺情報をまとめてみました。

日本からパレ・デ・コングレに行く人の参考になれば幸いです。

パレ・デ・コングレ周辺の雰囲気は西と東で違う

面白い事に、パレ・デ・コングレを挟む西と東で、エリアの雰囲気がガラリと変わります。

東京駅で例えると、丸の内と八重洲くらいの違いがあると思いました。

西側は繁華街、東側は高級住宅街です。

オフィス・デポのある(後述します)西側に行くことが多かったですが、私は東側の方が落ち着いた雰囲気で好きでした。

西側:外征門につながるグランド・アルメ通りのある繁華街

パレ・デ・コングレを出てNeuilly Porte Maillot駅方面に進み、さらにこの駅を通り過ぎるとグランド・アルメ通り( Avenue de la Grande Arméeという大通りに入ります。

グランド・アルメ通りは外征門につながる道で(その延長がシャンゼリゼ通り)、西側のメインストリートになります。

パレ・デ・コングレを背にした(厳密には左うしろ)グランド・アルメ通りのストリートビューです↓

奥の方に外征門が見えますね。

この通り沿いにはたくさんのカフェやレストランが立ち並んでいて、にぎやかな印象です。

観光客狙いのスリも多いようなので要注意です。

私がグランド・アルメ通りを歩いているときも、2度ほど知らない人に声をかけられました。

道を尋ねたかったのかなとも思いましたが、明らかに地元の人間でない私に訊くのも不自然だと思い、気づかないふりをしました。

東側

パレ・デ・コングレを出て北東側、環状通りを越えるとパリらしさを感じるエリアに入ります。

私のおすすめはルール通り(L’avenue du Roule)とシャルル・ド・ゴール通り(Avenue Charles-de-Gaulle)に挟まれたエリアです。

おすすめ散歩ルートは、パレ・ド・コングレからシャルトル通り(Rue de Chartres)を通るルートでこのエリアにあるCarrefour Cityというスーパーを目指して歩くというものです。

シャルトル通り沿いにはフロマージュ屋さんなどパリらしさを感じる専門店が沢山並んでいて、目を愉しませてくれます。

ルール通りは東側エリアのメイン通りで、品のあるお店や高級そうなアパルトマンが並びます。

街の雰囲気がそう思わせるのか、歩いている人々も上品に感じました。

パレ・デ・コングレ付近のおすすめカフェ&ビストロ

このエリアにいた時間帯は仕事で忙しかったので、近場の空いてるお店でサッと食事しただけでしたがハズレなし。

さすが美食の国・・・!

Léon De Bruxelles・・ムール貝で有名なチェーン店

パリでチェーン展開している、ムール貝で有名なファミレス的ビストロです。

パレ・デ・コングレから徒歩1分、Neuilly Porte Maillot近くにあります。

ムール貝の味付けは色々な中から選べますが、私はシグネチャーの「Léon 」にしました。

セロリと白ワインの風味が効いてる、さっぱりとした味付けでした。

たっぷりのフリットと一緒に提供されます。

香り付きのお手拭きが嬉しい♪

Léon De Bruxelles

95 Boulevard Gouvion-Saint-Cyr, 75017 Paris

ムール貝のワイン蒸しは割と簡単に出来そうなので、自宅でも作ってみようと思います。

Le Maillot・・赤い屋根のパリ的ビストロ

パレ・デ・コングレ西側のビストロです。

赤い屋根がパリっぽくていい感じ。

ここで食べたサラダはボリューム満点でした。

Salade Nordique €13.90

この日はとても暑かったので、さっぱり美味しく頂けました。

外観はパリらしく雰囲気がありますが、店内はふつう。

この並びには似たようなカフェが多く立ち並びますが、パレ・デ・コングレを訪れた外国人向けの価格設定になっているのか、全体的に割高に感じました。

Le Maillot

78 Avenue de la Grande-Armée, 75017 Paris

PAUL・・日本でも人気のパン屋さん

パレ・デ・コングレ内にもいくつか飲食店がありますが、あまり行きたいと思うお店がなく、唯一食事したのが地下にあるこのPaulでした。

当たり前ですが、日本のPAULに比べると格段に安い・・!

おすすめなのが、オリジナルのヨーグルト。

なんと素焼きの器に入ってるんです。嬉しくてお持ち帰りしてしまいました。

Boutique PAUL : Les Boutiques du Palais

パレ・デ・コングレ地下1階

Café du Marché・・東側にある落ち着いたカフェ

広場に面した洗練された雰囲気のカフェです。

ここで食べた朝食が一番美味しかったです。

他のカフェの朝食はクロワッサンと飲み物だけですが、ここはバゲットとジャムもついてきました。

ちょうど日曜日で朝市が開催されていて、このカフェ一休みしている関係者が何名かいました。

パエリア屋のおじちゃんが「うちはあのマルシェお店出してるからおいでよ!」といった感じで気さくに声をかけてくて、嬉しかったです。

Café du Marché

10 Place du Marché, 92200 Neuilly-sur-Seine

パレ・デ・コングレ付近にはマルシェが開催される広場も!

東側エリアのシャルル・ド・ゴール通り沿いには、Marché des Sablonsというマルシェ広場があります。

Marché des Sablons

92200 Neuilly-sur-Seine

たまたま私がパリにいた日曜日、ここで朝市が開催されていました。

小ぢんまりしたマルシェですが地元の人に愛されてそうな雰囲気。

魚介類のディスプレイ。お見事。

新鮮なバラがびっくりするような値段で売られています。

花が身近にある暮らし、うらやましいです。

スリには十分注意してはいましたが、買い物客は殆ど地元の方ばかりといった感じだったので、観光客の間で有名な他のマルシェよりは少し安心して歩けるかなといった印象はありました。

とはいえ、油断は禁物ですけどね!

パレ・デ・コングレ内でお土産を買う場所はある?

パレ・デ・コングレ内には2か所スーパーがあります。

お菓子やちょっとしたバラマキ土産ならここで十分だと思います。

Galeries Gourmandes

ちょっとこじゃれたものを置いてるスーパーで、生鮮食品から日用品まで幅広い品ぞろえでした。

立派な箱や缶に入った「ちゃんとしたお菓子」をそろえたお土産コーナーもありました。

空港より安いので、バラマキ土産を買いたいけど買い物する時間がないって人は空き時間にここに立ち寄るといいと思います。

外国のスーパーの野菜の陳列がセンスがあって好き。

Marks & Spencer Food

こちらはイギリス発のスーパーです。

この店舗は規模小さめで、お惣菜・飲み物とちょっとしたお菓子が中心の品ぞろえでした。

ホテルでちょこちょこっとつまむものを買いたい人には便利だと思います。

KUSUMI TEA(クスミティー) の自動販売機

パレ・デ・コングレ0階(日本でいう1階)の中央に、なんとクスミティーの自販機がありました。

クスミティーはパリ発の紅茶メーカーで、お洒落なパッケージで女性に人気があります。

パリでも決して安くはないですが、日本で買うともっと高いので、「もらって嬉しいお土産」の定番になりつつあります。

パレ・デ・コングレ付近のビジネスセンターORコピー屋さんは?

仕事で急遽資料をプリントアウトしなければならなかったのですが、あいにくパレ・デ・コングレ内にビジネスセンターが見当たらず。

(公式サイトのServiceのページにはCopy machineとの記載がありますが、実際に見つけることはできませんでした。関係者に確認してわかる人はいませんでした)

パレ・デ・コングレから徒歩10分の距離にあるオフィス・デポというコピー屋さんを利用しました。

オフィス・デポではA3×フルカラー×全2ページ×8部のプリントアウトで、€13.40でした。

Office Depot
44 Avenue de la Grande-Armée, 75017 Paris

パレ・デ・コングレを出てグランド・アルメ通り沿いを西に(外征門方面に)まっすぐ進むと到着です。

オフィス・デポに向かう途中、グランド・アルメ通りに「COPY-TOP Grande Armée – Maillot」という名前の、似たようなコピー屋さんがありますが、価格がオフィスデポの倍だったので、オフィス・デポをお勧めします。

パリ中心部からのアクセスは?

私が宿泊した5区カルチェ・ラタンのホテルからは約30分でした。

Saint-Michel – Notre-Dame駅からパレ・デ・コングレ最寄りのNeuilly Porte Maillot駅まで、毎朝RER C線を利用していましたが、早朝(7時前)は乗客が極端に少なく、怖かったです。

こんな感じ。

どの車両にも1人2人しか乗客がいないような日もあり、私しかいない車両に誰か一人が乗ってきそうだったら、慌てて別の車両に移動する、ということを繰り返してました。

(そして飛び込んだ別の車両でも2人きり、ってことも)

治安の悪いパリで、今思うとかなり無茶なことをしてましたね。。無事だったからよかったものの。

朝早くパレ・デ・コングレに通う予定のある人は、ホテルをパレ・デ・コングレ付近にする方が良いかもしれません。

まとめ:パレ・デ・コングレ付近は意外と楽しいエリアだった

パレ・デ・コングレに行くまでは、「郊外に会議場がポツンとある感じ」を想像していましたが、意外と便利なロケーションで、この近辺だけでも充実した時間を過ごすことができました。

前半はを賑わっている西側エリアで昼食をとっていましたが、早くに東側エリアの良さに気づいていれば、そっち方面でビストロを発掘する機会だったのにと悔やまれます。

東側の洗練された雰囲気を知ったのが、滞在の終わりの方だったんですよね・・。

美味しそうなご飯屋さんが沢山あったので、次回行くときはリベンジしたいと思います。

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