こんにちは、いじわるこです。
パリ滞在中、ずっと気になってたホテル近くの香水屋さん。
NICOLAÏ SORBONNE
240, rue Saint-Jacques, 75005 Paris, France
NICOLAÏ PARFUMEUR-CREATEURはパトリシア・ドゥ・ニコライさんがご主人と1989年に立ち上げた香りの専門店。
調香師でもあるニコライさんはなんとあのゲラン一族のご出身。
ベルサイユにある香水・化粧品・食品香料国際高等学院(ISIPCA)を1981年に卒業されたのち、「Number One Intense」という製品で女性として初めてフランス調香師協会で表彰された実績をお持ちです。
まさに、香りを創るために生まれてきたような方ですね。
この辺りは特別賑やかなエリアでもないのですが、そんな落ち着いた場所で由緒ある香りの専門店に出会えるとは、流石は香りの国です。
「香水をつけない女に未来はない」ってココシャネル先生も言ってますしね。
ネロリの香りをテーマにしたウィンドウ。
色を抑えて品よくまとめたディスプレイがかえって目を引きます。
空港内の免税店でディプティックの香水を買って帰るつもりでしたが、このウィンドウに心を奪われてしまい・・・
これも何かのご縁と思い、最終日にお邪魔してみました。
白とベージュでまとめられた、優しい雰囲気の店内。
月曜日の昼下りということもあり、買い物客は私一人だったので、色々な香りを試させていただきました。
サッと買い物を済ませて店を出るつもりが、あれこれ目移りして、すっかり長居してしまいました。
お店に入るまではFig-Teaの香りを購入すると決めていたのに(前日までのディスプレイがFig-Teaだったので)、これだけの商品を目にすると迷ってしまいます。
移り気な私にとてもフレンドリーなお店のお姉さんから
「昔出したコフレで3種類セットになってるものがあるわよ」
とのアドバイス。
試させていただくとどれもサッパリ系で好みの香り。
その3種類の中にお目当てのFig-Teaが入ってなかったのが残念でしたが、かなりお安くなっていたこともあり、コフレをいただくことにしました。
3つともシトラスフローラルの香りでまとめたコフレです。
L’EAU MIXTE・・ミント、ジュニパー、ベチパー
L’EAU CHIC・・ベルガモット、ぺラルゴニウム、サンダルウッド
L’EAU D’ETE・・ライム、ジャスミン、ムスク
ギフトとしても喜ばれそうです。
もう一つ買ったもの。手のひらに乗るくらいのちっちゃな小包。
くぅ~、このグレーのリボンも超好み・・・たまりません。
brume d’oreiller=ピローミストです。
他の香水の瓶と間違えないように、ちゃんと枕のシールが貼られています(^^)
オレンジフラワ―とムスクの香りで幸せな気持ちで眠りにつくことが出来そうです。
迷っていたFigと、マダムおすすめのローズの香りのサンプルをいただきました。
帰国後使ってみたけど、やっぱりFig-Teaでもよかったかな。
香りにあれこれ迷うのは、自分自身をきちんと理解していない証拠なのかも・・と、壮大な事を言ってみる。
次回は迷わず、目移りせず、Fig-Teaにします。
このバッグもシックでとても大人っぽい。
マダムにそう伝えると、「わたし、ラッピングはとても大切だと思うの」との事。
そうですよね、リボン一つ、紙袋一つでお店の印象がガラリと変わりますもんね。
パリのお店は包装紙や紙袋にこだわりのあるお店が多い印象です。
NICOLAÏは現在日本未上陸。パリ市内には現在7店舗あるようです。
ぶっちゃけ、買おうと思えば何だってネットで買える時代ではありますが、それでも日本未上陸と聞くと良いお買い物した気になります(単純)。
なによりも、お店の空間が洗練されていて、素敵な空間で色んな香りを堪能できたのはネットショッピングではできない経験ですし、とても良い思い出になりました。