【パリ】Hotel Andre Latin(ホテルアンドレラタン)宿泊記 

ども!いじわるこです。

2018年9月、仕事のため1週間、女一人でパリに滞在しました。

ひそかにフランス好きなので、出張が決まった時は思わず小躍りしてしまいました。

パリには何度か訪れていますが、最後に訪れたのは10年近く前になります。

滞在記第一弾はお世話になったホテルのレビューから。

今回のホテル選びで条件にしたポイントは以下の5つ。

  • 1泊200以下
  • 治安の良いエリア
  • セーヌ川左岸
  • パレデコングレ(今回の主な仕事場)までアクセス良好
  • 交通の便が良いところ(つまりはパリ中心部)

今回は2016年秋にリニューアルオープンした、ホテル アンドレ ラタンに宿泊しました。

5区にある三ツ星バジェットホテルですが、これが大当たりでした。

治安がよく雰囲気の良いエリアでコスパの高いパリのホテルを探している人は是非参考にしてみてください。

ホテルアンドレラタンはこんな感じ

このホテル、2年前リニューアルオープンしたばかりという事もあって、建物自体は古いのですが、エントランスや内装は綺麗でした。

ホテルの外観はパリっぽくて◎

ホテルはパリらしい、よい意味で年季の入った建物にあります。

小さいけれどもエレガントなドアがお出迎えしてくれます。

ロゴをあしらったレトロなタイル。雰囲気あります。

ファザードに使われているこっくりとしたネイビー、ニュアンスがあっていかにもおフランスなカラーです。

ネイビー×ゴールド、いい色合わせです。

フロント・共有部分の様子

フロントは小ぢんまりしていますが落ち着いたカラーで統一されていて、パリらしいセンスの良さを感じます。

フロントのスタッフの方はフレンドリーな方が多かった印象です。

外出するたびに客室のカードキーをフロントに預けるというシステムでした。

朝外出するときに「今日は雨降るみたいだよ、ちゃんと傘持ってる?」と声をかけてくださったり(英語)、とにかくアットホームなホテルでした。

トートバッグなど、オリジナル商品の販売コーナー。

6泊もするとさすがにちょっと欲しくなりました。買わなかったけど。

客室の様子

客室は特別お洒落という感じではありませんでしたが、リニューアルから2年以内という事もあり、古臭さを全く感じさせないインテリア。

予約したのは一番下のカテゴリのシングルルーム(12㎡)でしたが、どうやら1ランク上のダブルルーム(14㎡)に案内していただいた模様。

有難うございます。

ドアを開けると大きなベッドが目に飛び込んできます。

このワッフル地のリネンがすごく気持ちよかったです。

タグを見てみたら、LAMYというフランスの寝具メーカーのものでした。

ベッド側から見た部屋の様子。

全体的にダイワロイネットっぽい感じの客室でした。

窓からギリギリパンテオンが見えます。

クローゼットは小さいですが女一人分の荷物を入れるには十分です。

バスルームの様子。

このカテゴリの部屋だとシャワーのみの部屋だったりすることもあるようですが、私の部屋は運よくバスタブ付きでした。

バスルームにも、トイレ側に窓がありました。

アメニティは日本のビジネスホテルについてくるのと似たような内容。

全体的に小ぢんまりしした、居心地の良い部屋です。

唯一残念だったのが、冷蔵庫がなかったこと。

それ以外気になる点はなく、1週間快適に過ごせました。

フロントに隣接したバー&カフェ

フロントに隣接したバー兼カフェの様子。

利用する機会がありませんでしたが、インテリアが可愛かったので写真だけ取らせていただきました。

テラス席もあります。

夕暮れ時にここでアペリティフを楽しむ人を見かけました。

宿泊客以外の利用もOKだそうです。

ホテル周辺の環境

ホテルのあるパリ5区は落ち着いたエリアでありながら非常に便利なエリアです。

夜のホテル外観。

騒々しくなくて、かといって寂しい感じもありませんでした。

ホテルから徒歩15分以内の観光ポイント

  • パンテオン(約700m)
  • リュクサンブール公園(約700m)

ホテルから徒歩30分以内の観光ポイント

ホテルアンドレラタンからは以下までは徒歩30分圏内でアクセス可能です。

  • ルーブル美術館(約2.1km)
  • パリ植物園(約1.1km)
  • ボンマルシェ百貨店(約2km)
  • カルティエ財団現代美術館,(約1.5km)
  • ノートルダム大聖堂(約1.5km)

メトロも近いので(最寄りはリュクサンブール駅)、電車で移動するにも便利です。

人気エリアサンジェルマン・デ・プレまでも徒歩20分

実は当初サンジェルマンデプレ地区(6区)に泊まりたかったんですが6区のホテルは全体的に高額で、今回は泣く泣くお隣の5区にしたという経緯があります。

いざ宿泊してみると、5区のカルチェラタンの方が静かで私の好みでした。

久々に訪れたサンジェルマンデプレは人が多く、びっくりしました。

この混みようです。

10年前のパリ旅行ではサンジェルマンデプレのホテルに宿泊しましたが、もう少し落ち付いた大人の街という印象がありました。

結局、高いお金を払ってサンジェルマンデプレに泊まらなくてよかったというのが正直な感想です。

ただ、サンジェルマンデプレは個性的でお洒落なお店の宝庫なので、ここでのショッピングは相変わらず楽しかったです。

ホテル アンドレ ラタンへのアクセス

ホテル アンドレ ラタンはパリ5区内のカルチェ・ラタンと呼ばれる学生街に位置します。

このエリアの良い点は

  • 交通の便が良い
  • そのわりには治安も良い
  • 落ち着いた環境
  • 周囲には美味しいご飯屋さんが沢山

といったところ。

知ってる町に無理やり例えてみると、カルチェ・ラタンはパリの神保町です。

(ちなみにカルチェラタン近くのサンジェルマンデプレはパリの神楽坂だと思ってます。結構自信のある例えなんですが、いかがでしょうか)

最寄り駅はリュクサンブール駅で落ち着いた環境

最寄りのリュクサンブール駅(Luxembourg)からホテルまでは徒歩約7分。

Googleマップのルートを貼っておきます。

Googleでルートを調べると、徒歩6分のルート(サン・ミッシェル通りを南に進んでアベ・ド・ベレ通りに左折するパターン)もありますが、ひと気が少なく道も狭い気がするので防犯上このルートは避けていました。

私のおススメルートは上記マップの徒歩7分コース、ゲイ=リュサック通り沿いを歩くパターンです。

シャルルドゴール空港からホテル最寄り駅まではRER B線で1本

ホテル最寄りのルクサンブール駅というのがこれまた使える駅でして、なんとシャルルドゴール空港からRER(高速郊外鉄道) B線で1本という便利さでした。

荷物を持って電車を乗り換えるストレスがないのはポイント高いです。

シャルルドゴール空港-パリ市内まで往復€20。

タクシーだと片道€50~する上に、女一人が他人と密室で二人きりになるなんて怖すぎです。

正規のタクシーであってもです。

私は迷わず鉄道での移動を選びました。

RER B線に関しては「車内が汚い」「スリ・詐欺・ひったくりが多い」といった良くない評判を聞いていましたが、車内は行きも帰りも至って清潔でした。

車内は明るくていい感じです。

この画像では空いてますが、途中でどんどん混んできました。

スリ・詐欺・ひったくりが多い事に関しては、利用客(特に観光客)が多い線なので悪い奴らは当然ウヨウヨいると思います。

車中で私が取った主な対策をご紹介。

  • リュックを前にしょい込み、抱きかかえる
  • スーツケースからも手を放さない
  • 衣類のポケットに貴重品を入れない
  • 周囲に殺気を放つ

最後の「殺気を放つ」ってのは別にふざけてるわけではなく、マジです。

乗車中は「ワイの荷物に指一本でも触れてくれるなよ」っていう強い怨念を周囲にまき散らしてました。

皆さんもパリの電車に乗ったら飛ばしてみてください、怨念( ー`дー´)キリッ

チェックアウト後のスーツケースをどうするか問題

帰国日の便が夜8時台と遅かったので、チェックアウト後にフロントでスーツケースを預かってもらいました。

旅先ではよくある風景です。

ホテルの人に荷物を渡して、ホテルの人が番号札をくれるっていうシステムが一般的だと思うんですが、このホテルの荷物預かりサービスはちょっと残念な仕組になってました。

ホテルアンドレラタンの荷物預かりのシステム

「荷物を預かってほしい」とフロントにつたえると、「ホイきた」てな具合にホテルのお兄さんが快くフロント脇の小部屋のドアを開けてくれます。

その小部屋が宿泊客の荷物置き場になっていて、自分でその小部屋に荷物を置くっていうシステムになってました。

荷物を引き取るときも、自分でその小部屋に入って(ドアは勝手に開けられない)荷物を探し出すシステム。

その間、ホテルの人が監視してるかというとそういうわけでもないです。

私が荷物を預けた時は、すでに何名かの宿泊客の似たようなスーツケースやらが保管されていました。

これ、そそっかしい人が他の人の荷物を自分の物と勘違いして持って行ってしまうとか・・あり得ない事ではないと思います。

まあ、チェックアウト後の荷物預かりはあくまでもサービスであって、ホテル側も「空いてる小部屋があるから、荷物置きたかったら置けば~」くらいの気持ちなんだと思います。

とりあえず、荷物は無事で結果オーライでしたが、もし次回このホテルに泊まるとすれば、チェックアウト後は近辺の有料荷物預かりのサービスを利用すると思います。

ホテル近辺の荷物預かりサービス BAGBNBについて調べてみた

私自身このサービスを利用していないので何とも言えないのですが、BAGBNB(バッグビーアンドビーと読むのかな)という有料で荷物預を預かってくれるところがリュクサンブール公園にあるようです。

料金は1日€5と良心的。

事前にネットで予約するシステムになっていて、予約完了したら、保管場所の詳細が公開される仕組みになっているようです。

公式サイト:BAGBNB

次回もホテルアンドレラタンに泊まるとしたら、帰国日はこのBAGBNというを利用すると思います。

BAGBNBって初耳だったんですが、グローバルに荷物預かりのサービスを展開している会社のようですね。

エアビーを利用する人にはとっておきのサービスなのではないでしょうか。

というかこの会社自体、エアビーの普及を背景に急成長しているか、もしくはエアビーと何か関連があるんでしょうね。名前も似てますし。

ホテルアンドレラタンの宿泊料金

Booking.comからの予約で、6泊利用(土日挟む)で141,495円(€1,089.90.でした。

税・サ込の料金です。

一泊あたり€200の予算を大幅に下回りました。

交通の便、環境、館内の清潔さを考慮すると素晴らしいパフォーマンスだと思います。

ちなみに、9月のパリはどの宿も高く、左岸エリアに関しては三ツ星で€250越えはザラでした。

相場を考えると、今回かなり宿代を抑えられたと思います。

まとめ:パリ5区のホテルは超おススメ

ホテル アンドレ ラタン、どこに行くにもとにかく便利ですし、周辺を歩いてて危ない目にあうことも、嫌な思いもすることもありませんでした。

女性の一人旅や、リーズナブルな料金で治安のよいエリアに泊まりたい人にはオススメのホテルです。

次回パリに行く機会があれば、リピートする可能性は大いにあります。

本音を言うと、1泊あたりあと数千円高くてもいいのでう少しグレードの高いホテルに泊まってみたいという気持ちもあり、5区であれば次のホテルも選択肢に入ると思います。

ホテル クリュニー スクエア(Hotel Cluny Square)

マキシム カルチエ ラタン(Maxim Quartier Latin)

ただ、数千円あればパリでの外食にシャンパン飲めちゃったりするので、ホテルを節約した分他の体験にお金を使いたい人には、ホテル アンドレ ラタンは本当におススメです。

パリ滞在記、続きます(^-^)

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