こんにちは、いじわるこです。
海外旅行に行くとき、現地通貨をどこで調達するか、ちょっと悩みませんか？
パッと思いつく両替方法としては
- 空港内の両替所や銀行を利用する
- 街中の両替所を利用する
- 現地のATMでクレジットカードを使って海外キャッシングする
あたりがメジャーな方法でしょうか。
私はドルを準備する際には「クレカを使って現地のATMでキャッシング」一択です。
先日ワケあって「現地ATMでの海外キャッシング」と「両替所で円（現金）→ドル（現金）に両替」を同じ日に行う機会があありました。
レートを比較してたところ、
100ドル以上を調達する場合は「現地のATMでクレジットカードを使ったキャッシングがお得」
という結論に達しました。
レート・手数料についての体験談を共有しますので、これからアメリカに行かれる方の参考になれば幸いです。
Contents
【実体験】現地のATMからクレジットカードで海外キャッシングした詳細
ATMで海外キャッシングしたところ、200ドル引き出すのに対して、支払った日本円は22,389円でした。
詳細を見ていきましょう。
海外キャッシングの明細
こちらがカードのオンライン明細のキャプチャです。
利用日：2019年2月28日
ATM：ホテル内のATM
レート：111.51円/1ドル
手数料：87円（8日後に繰り上げ返済）
引き出した金額：200ドル
支払った日本円：22,389円
利用したカード：JAL カード（VISA）
VISAカードを使った海外キャッシングでのドルの引き出し方と繰り上げ返済については、以下の関連記事で詳しく解説しています。
関連記事：【お金】JAL・VISAカードで海外キャッシング 利息と繰り上げ返済の方法
JAL VISAカード 海外キャッシングの手数料について
今回私はキャッシングから8日後に繰り上げ返済を行いました。
キャッシングの手数料は87円でした。
JAL VISAカードで海外キャッシングした場合、手数料は以下のように算出されます。
引き出した金額×換算レート×年利18％÷365×キャッシングから返済までの日数
私の場合は、日本に帰国後すぐに繰り上げ返済しました（キャッシングを行ってから8日目）。
したがって、以下の計算により手数料は87円となります。
引き出した金額（200ドル）×換算レート（111.51）×年利18％÷365×返済までの日数（8日）＝87円（小数点以下切り捨て）
もし繰り上げ返済せず、カードの引き落とし日まで放置した場合の手数料は以下の計算式により450円となっていました。
引き出した金額（200ドル）×換算レート（111.51）×年利18％÷365×返済までの日数（この場合は41日）＝450円（小数点以下切り捨て）
現地の両替所で円（現金）→ドル（現金）に両替した場合
続いて、街中の両替所（トラベレックス）で両替したときのレートです。
561.38ドルに対して、日本円70,000円を支払いました。
記事の後半で金額をを揃えて比較したいと思います。
両替所の明細
Travelexではレシートをメールあてに送ってくれます。
こちらが明細のキャプチャです。
利用日：2019年2月28日
レート：124.693632/1ドル
手数料：なし
引き出した金額：561.38ドル
支払った日本円：70,000円
こちらの場合、手数料がかからないとはいえ、ATMキャッシングに比べるとレートが悪い気がします。
海外キャッシングと両替所 どちらがお得か比較してみました。
この日、ATMのレートが111.51円/1ドル（プラス手数料）だったのに対し、トラベレックスのレートは124.693632/1ドル。
なるべく条件を揃えて比較したいと思います。
なお、ATMキャッシングの手数料は「8日後に繰り上げ返済する」想定で計算しました。
【50ドル調達するために必要な日本円】
ATMキャッシング・・5,596円（50×111.51＋手数料21円）
トラベレックスで両替・・6,234円（50×124.693632）
差額・・638円
お茶代くらいの差額でしょうか。
帰国後の繰り上げ返済の手間（10分～20分）やカード会社への電話代（数十円）を考えると、トラベレックスで両替した方が気が楽という人もいるかもしれません。
【100ドル調達するために必要な日本円】
ATMキャッシング・・11,194円（100×111.51＋手数料43円）
トラベレックスで両替・・12,469円（100×124.693632）
差額・・1,275円。
ランチ一回分くらいの差額でしょうか。バカにならないですね。
繰り上げ返済の手間やコスト考えても、ATMキャッシングの方がお得だと感じます。
【200ドル調達するために必要な日本円】
ATMキャッシング・・22,389円（200×111.51＋手数料87円）
トラベレックスで両替・・24,938円（200×124.693632）
差額・・2,549円
これはさすがにでかい。ランチ2回分です。
【300ドル調達するために必要な日本円】
ATMキャッシング・・33,584円（うち手数料131円）
トラベレックスで両替・・37,408円
差額・・3,824円
ムムム、これだとディナー1回分ですね。
【400ドル調達するために必要な日本円】
ATMキャッシング・・44,779円（うち手数料175円）
トラベレックスで両替・・・49,877円
差額・・5,098円
当然のことながら、両替する金額が大きくなるにつれ、差額もはっきりしてきます。
【500ドル調達するために必要な日本円】
ATMキャッシング・・55,974円（うち手数料219円）
トラベレックスで両替・・・62,346円
差額・・6,372円
もはや笑えないレベルの差額ですね。
「トラベレックスは大手だから安心。ある意味ブランド料」
「海外キャッシングって難しいしよくわからない」
といった理由で「安心料」「便利代」としてこの差額を支払う・・という考え方もアリっちゃアリですがが、私ならその差額で現地で美味しいもの食べたりしたいです。
結論：100ドル以上に両替する場合 海外キャッシングの方がお得
以上が同日に行った「現地ATMでの海外キャッシング」と「街中の両替所での両替」でのレート比較でした。
上記の比較では
- VISAカードのレートは同じ日でも時間帯によっても変動するので、別の時間帯であればレートが高かった可能性がある
- 今回利用した両替所トラベレックスよりも安いレートの両替所が存在した可能性がある
- 海外キャッシングを利用した場合、繰り上げ返済にはいくらかコストが発生する（カード会社への通話料や振り込み手数料など）
といった要素までは盛り込めていないものの、体感的には
「両替したい額が100ドル以上の場合は、海外キャッシングがお得」
であると感じます。
「海外のATMでキャッシング・・英語表示だし、ハードル高っ！」
と感じる人もいるかもしれません。
私自身そうでしたが、海外キャッシングは一度やってみると引き出しも、繰り上げ返済も、拍子抜けするほど簡単です。
以下で体験談を記事にしているので、是非参考にしてください。
関連記事：【お金】JAL・VISAカードで海外キャッシング 利息と繰り上げ返済の方法
どうか良いご旅行を(*‘∀‘)